女子的ちゃり生活 どこをどう走るのが安全で快適?

「びわこじてんしゃ 2017 秋 Vol.10」より

小春:今さらだけど、ビワイチでは道路のどこを走るべきか悩まない? スポーツ自転車なら基本は車道と今は思っているけど、初心者の頃は自歩道を行くのが安全と考えてたわ。

夏希:スピードにもよるかな。近所をのんびりポタリングなら自歩道がちょうどよくても、ロングライドにはしんどくて。

千秋:特にロードだと、道の継ぎ目の段差が身体にも自転車にもきついですよね。

小春:自歩道が広くて整備も行き届いている湖東側はそこが走りやすいと思うけど、たまに歩行者がいると、ここは歩行者優先の道だったとハッとしちゃう。

夏希:道に自転車の絵があると自転車専用という気になって、歩行者が障害物のように思えることがあるね。私たちが車道で車が怖いように、歩いている方に自転車が怖いと思われないように通らないと。

小春:すれ違いや追い越しのときは「横を通ります」「ありがとう」と一言かけるといいよね。最初は勇気が要っても、実際に声に出してみると、やさしく譲ってもらえて気持ちいいことが多いもの。そしてルールどおり、自歩道では車道寄りの端を通ること。対向車が来たときだけ左によけて。

冬美:あと、トンネル内や日が暮れてしまったとき、自歩道の車止めや段差は見えなくて不安だし本当に危険。夜道は車道の方がまだましだと思うな。

夏希:赤色点滅リアライトも、車のスピードが速いと見つけられるのが直前になるのよね。目立つ色のウェアを着て、バックミラーと反射タスキがあった方がいいくらい。私が車で走るときは、昼間でも、列をなして飛ばす自転車集団がとても怖い。登り峠では左右にゆれながら、後ろも見ないで追い抜きをかける自転車も怖くて。

冬美:それは地元民からビワイチストが嫌われる原因になってる気がするね。私たちはそこに住む人の生活空間で遊ばせてもらってるという謙虚な気持ちでいないと。

千秋:一番いいのは車の少ない裏道の車道を縫って走ることじゃないかな。一本内陸の道をたくさん知っておくのがビワイチのプロですかね。

小春: それは正解。2回目以降のビワイチは、「どこを走ろう! 」「どの道が快適?」を探す楽しみがあるよね。レンタサイクル店やサイクルサポートステーションなどで情報をゲットするのが、達人への近道かも。

(輪の国びわ湖女子部・編)

※自転車歩行者専用道


上へ