輪の国なう! 「サイクルツーリズムによる地域活性化をめざして 自転車観光推進地域交流フォーラム」盛り上がりました!

「びわこじてんしゃ 2014 夏 Vol.2」より

輪の国では、毎月第四水曜夜に南草津にメンバーが集まってワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。

 サイクルツーリズムとは、自転車を使った観光のこと。今、地域を元気にしていくための手段として注目されています。

 今年3月1日(土)に大津市で「自転車観光推進地域交流フォーラム」を輪の国とNPO法人五環生活の主催(共催・歴史街道推進協議会、滋賀県立大学近藤研究所、滋賀プラス・サイクル推進協議会)で開催しました。会場の旧大津公会堂ホールの100名定員を超える申込みがあり、さらに遠くは東京や千葉から何名も参加されるなど、大盛況でした。

 ゲストは、夫婦で10年かけてタンデム(二人乗り)自転車で世界一周をされ、現在、しまなみ海道でポタリングガイドをされている宇都宮一成さん、淡路島で兵庫県職員として淡路島ロングライド、サイクリングマップ作り等にかかわってこられた岩崎知巳さん、奈良にある自転車旅行専門の旅行会社「サイクリングツアーズジャパン」代表の杉野耕造さん、びわ湖を代表してNPO法人五環生活の近藤紀章から、それぞれの地域でのとりくみのお話がありました。

 一番印象に残ったのは、宇都宮さんからの、「『ここは何にも無いけんね、何もできんよ』と言っていた島の人たちが、何気なくやっている日常が他所から来た人には新鮮で楽しい、と気付いたこと」、「ガイドが他所から来た人と地域の人をつなげる、といった役割を果たしていくことが、私たちがやっている着地型の強みだと思うんです。そのためには自分たちが時間をかけて地元に入り、地元を耕して、そして人という資源とつながっていかないといけない」という言葉でした。

 今後も、サイクルツーリズムが各地でさらに盛り上がるようなとりくみを続けていきたいと思います。

(副会長 藤本芳一)

フォーラムの様子は次のアドレスから
動画で見ることができます。
http://www.ustream.tv/recorded/44446414

女子的ちゃり生活 夏に楽しく走るにはどうすればいいの?

joshi

小春:夏場のサイクリング、みんなはどうしてる?

夏恵:夏きらーい。朝と夕方以降しか走らない!

千秋:ちゃんとした化粧品メーカーの、汗で流れにくく のびのいいクリームタイプの日焼け止めがあれば大丈夫よ。

冬美:私はハイネックの長袖長ズボンできっちりガードね。肌あれするから日焼け止めもなし。休憩のたびに顔を洗って熱を取る方が気持ちよくって。

小春:私は紫外線アレルギーで湿疹が出ちゃうから、日焼け止めを塗った上に光を透過しない服を着ているの。メッシュやシースルーなんか全然だめ。

千秋:それはつらそう〜。そうそう気をつけたいのは“すきま焼け”ね。アームカバーとシャツの隙間とか、レギンスと靴下の間とか。ヘルメットからはみ出した髪の毛も傷たんじゃう。

冬美:日焼けすると体力を消耗するのがつらいよね。男性は半袖短パンで走る人もけっこういるけど、しんどくないのかしら。

小春:男性でもダメージは同じのはずなんだけどね。それと、日焼け止めは落とさなきゃいけないこと知らない人多いんだって。

千秋:マジ!? それじゃお肌へのダメージが〜。宿やお風呂屋さんのサービスとして、クレンジングを置くといいかもね。

冬美:手ぬぐいとか麻のスカーフを濡らして首に巻くと、身体の熱を効率的に発散できて快適だと思うな。

小春:目からのダメージを防ぐためにはサングラスやUVカットのめがねも必須よ。

千秋:でも逆パンダ焼けはいやだな。顔の下半分だけ焼けるのもちょっと。顔を全部覆うのも暑苦しいし。いい方法はないのかな。

夏恵:あと、気になるのは汗臭さ! 途中でお店に入ったときや帰りの電車がもう気になって。

小春:そうよねぇ。私は汗ふきシートやおしぼりで全身拭くぐらいの勢いよ。

千秋:やっぱり女子らしく、できるだけ美しさと清潔さを保ちたいわね。

冬美:王道はないんだろうけど、みんなの知恵を集めて、自分なりの快適な夏スタイルを見つけたいわ。

★ 皆さんは夏サイクリングにどんな工夫をしていますか?

愛車じまん 輪の国女子部のメンバー

「びわこじてんしゃ 2014春 創刊号」より

joshibu

 <写真左側より>
・私の愛車は650Cのロードバイク。
 おそらく丸石。(伊藤真紀)

・ビワイチでのマイ自転車は
 「五環生活」でのレンタ。
 快調に走ります!(稲永明子)

・BD-1C。小径折りチャリでも、
 みんなに負けないように
 がんばってます!(南村多津恵)

・6年前に買った
 GIANT ESCAPE R3を
 日常でもビワイチでも
 乗り回してます♪(高田友美)

ビワイチコミュニティ 達成者の皆さんの声

「びわこじてんしゃ 2014春 創刊号」より

走るだけでなく、
きれいな景色を眺めたり
歴史に触れたり
名物を頂くのもびわいちの魅力の一つ
自分だけのビワイチを楽しんでくださいね〜

 bicycle

10月なのに30℃近くなり、
それに対応した準備をしていなかったので
ばててつらかったです。
油断せずに、もっとこまめな水分補給や休憩を
心がけるべきでした。(大津のチャリ姉 さん)

 

宿でいただいた木之本の地酒の
「七本槍」が美味だった。(TJNさん)

 

少しルートをそれて、
念願の守山「おうみんち」の
地産地消バイキングでランチ!
ヘルシーな野菜料理が好きなだけ
食べられて大満足♪(T.T さん)

 

4〜5人程度で、走るのが楽しい。
でも、走るだけでなく、
写真撮影などする余裕がほしかった。
自転車を止めて風景を眺める楽しみ方が
あってもいい。(K.Y さん)

 

キラキラ輝く湖面&青空が最高!
やはり、びわ湖は綺麗だと思いました。
風を感じながら琵琶湖の風景を
じっくり堪能できるのは、
自転車しかないでしょう。(M.I さん)

 

協賛店の湖北「つづらお」に宿泊しました。
リーズナブルだったし、施設・サーヴィスなどには
好印象。自転車を鍵のかかる専用保管庫に
入れてくれたので安心だった。
予約が遅くて鍋を食べられなかったので、
また来たい。(Y.M さん)

 

以前は小径車(BD-1)でビワイチしたが、
今回クロスバイクを使用すると
かなり楽に走行することができた。
ロードにするともっと楽になるというのか?
ロードバイク、買っちゃう?(Y.M さん)

 

一泊二日のはずが一日目は雨だったので、代わりに輪行しました。
湖北を走れなかったのは残念でしたが、
電車で違った風景を楽しむことが
できました。(Meiさん)

 

二日間、仲間と一緒に琵琶湖一周完走できて楽しかった。
これほど充実した一泊二日の旅行は最近なかったと思う。
食事もローコスト、交通費はゼロ。
しかも、満足感プライスレス。(Y.M さん)

 

小径車(ミニベロ)は、
スピードが出ないし坂道もつらい。
ロード・クロスに付いていくのがやっとで、
前を走るみんなの自転車に遅れていくのがつらかった。
おしりも痛かった。(K.Y さん)

onigiri
皆さんのびわ湖一周の体験をお寄せください。感動したこと、おすすめスポット、
失敗談など、何でもお待ちしています!  info@biwako1.jp

輪の国スタッフおすすめお立ち寄り情報 百花繚乱 ビワイチで楽しもう 春から初夏の華・花・はな

「びわこじてんしゃ 2014春 創刊号」より

びわ湖の周辺にはたくさんの花の見どころが。お出かけ前にチェックしてお見逃しなく!

flower

さくら

見頃は4月上旬〜中旬頃 
琵琶湖の南と北部で1〜2週間かわります

大津/三井寺(園城寺)山桜、ソメイヨシノが1,000本以上
   琵琶湖疏水 山桜、ソメイヨシノの桜並木
   石山寺と瀬田川流域 花の寺として名高い石山寺は境内や瀬田川沿いが薄紅色に
野洲/野洲川河畔岩上橋付近 野洲川に架かる岩上橋付近の川岸
近江八幡/八幡公園 山桜・ソメイヨシノ200本
彦根/彦根城 彦根城域の八重・ソメイヨシノ・枝垂れなど約1,200本
長浜/豊公園 日本さくら名所100選の一つ。700本近いソメイヨシノ
   奧琵琶湖パークウェイ つづら尾半島の山並みを縫うように走る全長18.8kmの
   ドライブウェイ沿道に約4,000本
高島/海津大崎 4kmにわたり約800本のソメイヨシノの花のトンネル

アジサイ

見頃は6月〜
長浜/余呉湖約1万本のアジサイが美しく余呉湖畔を取りまきます。

花菖蒲

見頃は5月下旬〜6月下旬
高島/新旭風車村 新旭花菖蒲園では20万株100万本の花菖蒲が毎年6月上旬から下旬頃見事に咲きほこります。
大津/石山寺 約2000株の花菖蒲が6月に花の盛りを迎えます。無憂園では、菖蒲の薄紫が幻想的な世界を表現します。

菜の花

見頃は4月上旬〜中旬

守山/なぎさ公園 約 12,000本の早咲きの菜の花(カンザキハナナ)が約4千平方メートルの土地に広がります。
高島/菜の花ロード 国道161号線高島バイパス、新旭町饗庭の信号から湖岸道路へ入り左手直ぐ。

スイレン

見頃は6月〜
草津/水生植物公園みずの森 三方を豊かな琵琶湖の自然に囲まれた植物園。なかでもスイレンのコレションは日本最多。

(稲永明子)

びわ湖の快適・安全な走り方 『自転車もこれからは左側通行!?』 - 昨年末、改正道路交通法が施行されました -

「びわこじてんしゃ 2014春 創刊号」より

 tsuukouka 昨年12月、「自転車の路側帯での左側通行が義務化されました」というニュースがあったことを覚えていますか? 「自転車もこれからは左側通行」とも言われましたが、ちょっと待ってください。「これからは」ではなくて、自転車はずーっと前から法律で「車道の左側を走る」と決まっています。歩道を通っていいのは、青字に歩行者と自転車の絵が描かれた丸い「歩道自転車通行可」の標識があるところだけ。さらに歩行者がいたらすぐに停まれるように「徐行」しなければなりません。ベルをジリン!ジリン!と鳴らして、歩いている人を押しのけるなんてもってのほか。歩道は歩行者優先。自転車はあくまで「通らせてもらっている」のです。

bicycle2 さて、話は戻って、そもそも「路側帯」って何なのか? 路側帯とは歩道がない道で車道の端に引かれた白線の外側、歩道の代わりに使われる部分。自転車は歩行者のジャマにならない限り通っていいことになっています。これまでは、左右どちらを通ってもよかったのですが、考えてみてください。右側走行の場合、歩行者や、停まっている車を避けて白線を越えたら、真っ正面から車が突っ込んでくる!

 危ない危ない。これまで左側通行と定められていなかったのが不思議なくらいです。歩道は今でもどちら向きに通ってもいいのですが、右側だと歩道が無くなったときや交差点でやはり反対向きに走ることになって危ないです。ですから、車道や路側帯では当然のこと、安全のために歩道を行かなければならないときもできるだけ左側を通りましょう。もちろん歩行者最優先で!

(副会長 藤本芳一)

輪の国なう! 輪学(わがく)テーマRoadその1 「自転車はどこを走ればよいの? -安全な自転車ネットワークを目指そう」に多数参加!

「びわこじてんしゃ 2014春 創刊号」より

輪の国では、毎月第四水曜夜に南草津にメンバーが集まってワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。

 

 「輪学」とは、輪の国が主催する自転車に関連する公開の講演会や勉強会のこと。今年はテーマを「Road」 として実施。第一回は2013年12月17日(火)(守山市)、平日午前という時間帯にもかかわらず、約30名の方に参加いただきました。

 まず、輪の国の副会長でもある藤本から、なぜ自転車が車道の左側を走らなければならないのか、本当に車道走行は危険なのか、自転車ガイドラインとは何を目指しているのか、整備方向などについて豊富な事例をまじえ、わかりやすく紹介しました。

 続いて守山市吉身西町自治会長吉村さんから、自治会独自の取り組みとして、手づくりで路面マークを自分たちで描いたというなかなか珍しい事例について、そのきっかけや市民生活課が支援したこと、実際に効果があるということなどをお聞きしました。

 最後に、守山市道路河川課の川端さんから、自転車道路網計画策定後、自転車専用道が計画されたいきさつや、最近整備した路面マークについてご報告いただきました。道路管理者が、市県国で異なるなかでのつながりや、中学生の通学路の難しい問題などについても議論が盛り上がりました。参加された通学路アドバイザーさんからも積極的な質問がありました。

 今年から任命された通学路アドバイザーさんたちの自転車走行環境や安全面への強い関心と悩みをとくに感じた機会でもありました。地域の方が声をあげること、そして公私ともに自転車ルールや整備のカタチを理解してイメージ していくことが、よりよい走行環境のあり方には必要だと感じました。今後とも輪学の中で共有していきたいと考えています。

(会長 近藤隆二郎)

滋賀をめぐる小さなごはん「コハンバー」完成しました!

「びわこじてんしゃ 2014春 創刊号」より

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 びわ湖一周サイクリングの途中に、手軽に美味しく栄養補給できるような、地元産の材料を使った携帯食がほしい!と動き始めて約1年半。ついに「コハンバー」が出来上がりました!

 きっかけは、2012年12月初めに「種実のちから」という雑穀バーをつくっている鳥取の福祉作業所との出会いから。こんな雑穀バーを滋賀県産の材料でもつくれたらと、その作業所の方&輪の国の仲間に相談してみたら、さっそくプロジェクトとして動き出すことになったのです。

 翌2013年3月のびわ湖一周ロングライドの当日には、彦根のエイドステーションで第1弾のビワイチバー(仮称)を参加者の方々に先着200名で試食していただき、「美味しい」との声とともに、改善に向けたいろいろなフィードバックをいただきました。

 そして、それから約1年。こだわりの滋賀県産の材料を使いたい!と、愛東の菜種油と和梨、湖北の全粒粉と黒米から材料を入手し、デザイナーさんとパッケージ・デザインを相談した結果、「滋賀をめぐる小さなごはん」をコンセプトとして「コハンバー」が 完成しました!

 完成した、と言っても、コハンバーはそのときどきで、使う滋賀県産の材料を変えて、バージョンチェンジしていく予定です。 まずは輪の国びわ湖が出展するイベントなどで販売していく予定ですので、見かけたら、ぜひ食べてみてください。

(高田友美)

輪学2014 サイクルツーリズムによる地域活性化をめざして 自転車観光推進地域交流フォーラム

今、地域おこしのツールとして自転車が注目されています。自転車での観光は、地域の名所だけでなく、その間の景色を楽しみ、途中におもしろい場所やお店等があれば気軽に停まって立ち寄ることができます。徒歩よりも広い範囲を気軽に移動でき、観光される方それぞれがお気に入りの場所を発見し、地域をより深く知ることができ、地域のファンを増やすことができます。
そこで、日本のサイクルツーリズム先進地のしまなみ海道、関西で自転車好きの登竜門となっているびわ湖(ビワイチ)、淡路島(アワイチ)でサイクルツーリズム促進に取り組まれている方、そして奈良を拠点に各地でツアーを実施されている方をお招きし、サイクルツーリズムのさらなる発展のために情報交換・交流を行います。
 
とき:2014年3月1日(土)午後2:30〜5:00
ところ:旧大津公会堂3階ホール
内容:
 開会挨拶:近藤 隆二郎(輪の国びわ湖推進協議会 会長)
 講演:しまなみ海道の自転車観光への取り組み
    宇都宮 一成 氏(NPO法人シクロツーリズムしまなみ)
 シンポジウム:「サイクルツーリズムによる地域活性化をめざして」
  パネリスト:
    宇都宮 一成 氏、
    岩崎 知巳 氏(一般財団法人淡路島くにうみ協会)、
    杉野 耕造 氏(サイクリングツアーズジャパン 代表)、
    近藤 紀章(NPO法人五環生活 代表理事)
  コーディネーター:稲永 明子
       (輪の国びわ湖推進協議会 副会長・歴史街道推進協議会)
主催:輪の国びわ湖推進協議会、NPO法人五環生活
共催:歴史街道推進協議会、滋賀県立大学近藤研究室、滋賀プラス・サイクル推進協議会

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輪学2011 ハンドサイクルによるビワイチ!(輪の国びわ湖学習会)