びわ湖の快適・安全な走り方 「土砂崩れ通行止」は、崩れてなかったら通ってもよい?

「びわこじてんしゃ 2017 秋 Vol.10」より

■道路の上に土砂は無いのに、なぜ?

 土砂崩れというと皆さんはどんな状況をイメージしますか。
 土砂が道の上に重なり通行できない? 土砂で道路が崩壊して道が無くなった?
 通行止めになっていても、道路上には土砂が無い場合もあります。土砂は積もっていないし、自転車なら通れそうと、かまわず通っている方はいらっしゃらないでしょうか。
 では、道路上に土砂がないのになぜ通行止めになるのでしょう?
 実は、「さらに」土砂の崩落の危険性があるために、通行止めになっている場合があります。土砂災害は川の氾濫などと違って、いつ危険なのか目には見えづらいものです。今は大丈夫と思っても、これから崩れてくるかもしれません。
 「通行止」には必ず理由がありますので、道路上だけを見て判断されないようご注意ください。

■ビワイチルートの通行止め状況

 びわ湖一周サイクリングでは、湖西の海津大崎や奥びわ湖パークウェイなどが、これまで土砂崩れの影響を受けています。2017年9月現在は以下の規制が行われています。

●海津大崎(西浅井マキノ線)

平日:通行止
土日祝:前日の午後5時から翌日の午前8時まで片側交互通行
※普通自動車(全長6m未満に限る)、自動二輪車、自転車、歩行者のみ

●奥びわ湖パークウェイ

・葛籠尾崎大浦線:
  菅浦ゲートから葛籠尾崎展望台まで
  夜間通行止め
   (午後8時から翌日午前8時まで)

・葛籠尾崎塩津線:
  葛籠尾崎展望台から月出ゲートまで
  自転車を含む東向き一方通行、
  夜間通行止め
   (午後8時から翌日午前8時まで)

・冬期は全面通行止めになります。

 上記期間以外でも、気象状況や工事の都合で通行規制が行われる場合がありますので、最新の情報は滋賀県長浜土木事務所木之本支所のWebサイトなどでご確認ください。

(輪の国びわ湖推進協議会 佐々木和之)


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