びわ湖の快適・安全な走り方 コロナ時代も楽しむための走り方

「びわこじてんしゃ2020 秋 Vol.16」より

 本稿を執筆している8月1日現在、第2波と思われる感染者数の拡大が連日マスコミを賑わせています。
 このような中、サイクリングを安全に楽しむにはどうすればよいのでしょうか。
 この時代に対応したサイクリングについて三つ提案したいと思います、

1.サイクリング中もできるだけ口元を覆う

 マスクをして走行していると息苦しくなる場合があるでしょう。
 そこでおすすめなのが、薄手の布地を使用したネックゲイターやフェイスカバーなどの「簡易マスク」です。これは、空気中のウイルスから自分の身を守ることはできませんが、自分の飛沫拡散を防止するのには役立ちます。布地が薄いため呼吸がしやすく、速乾性もあるので汗をかいてもすぐ乾燥します。
 パールイズミなどのサイクルジャージメーカーからも多種多様なグッズが販売されていますので、ご自身に合うものを探してみてください。

2.ハアハアゼイゼイする強度で走らない

 つい「ハアハアゼイゼイ」しないと運動した気にならないものですが、それは飛沫を多く飛ばす高強度での運動となっています。激しい運動は免疫力を低下させます。
 運動には大きく分けて有酸素運動と無酸素運動があり、健康維持に有効なのは運動中でも会話ができる有酸素運動です。脂肪を運動エネルギーに変えるため、ダイエットにも最適です。

3.複数で走る場合、前車との距離を取る

 複数でサイクリングに行かれる場合は、前車との間隔は5m以上あけていただきたいと思います。ロードバイクなどで高速で走る場合は、さらに倍の間隔をとりましょう。
 もちろん休憩時にはお互いに距離を取ってマスクを着用しましょう。手洗いも忘れずに。
 飛沫や接触による感染リスクを極力避けることにより、今までどおりの楽しいサイクリングになると思います。
 医療機関に負担をかけないよう、事故にも十分気をつけましょう。

 これからサイクリングに適した季節になります。
 その時々の状況に合わせたサイクリングを楽しみましょう!

 (守山市自転車競技連盟 小西良章)


上へ