輪の国なう!
新しいビワイチガイドブック 全力で編集中!!

「びわこじてんしゃ2022 春 Vol.19」より

 輪の国では、メンバーがワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。

 新しいビワイチガイドブック、ゴールデンウィーク前出版に向けて、いよいよ追い込みに入っています。ここでは、出版に先駆けて、内容を一部明かしてしまいます。

 ビワイチコースの紹介は当然として、滋賀県内各地のおすすめコースを掲載。これまで輪の国びわ湖が作成したガイドブックは、紹介範囲がびわ湖とその周辺でしたが、今回は滋賀県全域に掲載範囲を拡大。ページ数も増えて、びわ湖、そして滋賀をよりディープに楽しめる内容になっています。

 滋賀は今も昔も交通の要衝で、東海道・中山道などの旧街道が当時の雰囲気をとどめています。その街道をたどるコースを紹介。上級サイクリストに人気の、鯖街道やおにゅう峠も掲載しています。

 そして、これまで輪の国びわ湖が作成したガイドブックにはなかった企画として、近江鉄道さんにご協力いただき、サイクルトレインコースを紹介しています。近江鉄道さんは一部の路線を除いて自転車がそのまま乗せられます。その路線に沿って走る、江戸時代に伊勢神宮から多賀大社にお参りするのに使われたという御代参街道や、日野町から4つのダムを訪ねるコース、奥永源寺や河内の風穴など山深く入るちょっと上級者向けのコースまで掲載しています。

 それ以外の地域コースとしては、大津、近江八幡・安土、長浜など歴史ある街とその周辺をめぐるコースに加えて、びわ湖から離れて、タヌキの焼き物で有名な信楽や、忍者の里甲賀、米原から国の重要文化的景観地域に指定されている甲津原まで姉川を源流近くまでさかのぼるコースなど、初心者から上級者まで楽しめる内容になっています。奥びわ湖のコースでは、福井県との県境にある茅葺き屋根の蕎麦屋まで行きます。

 オススメのお店や見どころなど、紹介スポットは200以上。滋賀県内各地で自転車に関わる活動をしている人たち20名近くが、調査員として各地をくまなく走り回り、まさに足で集めた情報をたっぷり掲載しています。

 ガイドブック出版後に、記念シンポジウムも現在企画中です。自転車での訪問国数日本一の記録保持者であり、現在サイクルツーリズムによる地域おこしのキーパーソンとして注目されている方をメインゲストに招き、ガイドブック制作にご協力いただいた方々に集まっていただいて、今後、滋賀を自転車でどのように盛り上げていくかについて考えていきます。お楽しみに!

(藤本 芳一)


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