輪学 2023年度 第2回「私たちは安全で走りやすい道がほしい 自転車の走行空間はどうすれば整備できるのか」(3/8)

路面にいわゆる「青矢羽根」が引かれた道が増え、以前に比べると自転車の走行空間は整備が進んだように思われます。
しかし、すぐそばを高速でクルマが走り抜け、普通の人が安心して走ることができない青矢羽根は少なくありません。
一方で、歩道を分割した「自転車歩行者道(自歩道)」も増え、歩道上を歩行者と自転車が混在して通ることが推奨されているようにも思えます。これでは歩行者の安全は守れず、自転車も徐行を求められるために本来の性能を発揮した走り方はできません。
2019年に改訂された道路構造令では新たに「自転車道」が規定されました。それにも関わらず、自転車が走るための専用空間の整備が一向に進まないのはなぜなのでしょう。
私たちが望む、安全で安心でき、かつ快適な自転車の走行空間はどうすれば実現できるのか。専門家に学び、戦略をみんなで考えましょう。

■日時:2024年3月8日(金)午後7:00から9:00
■場所:Zoomを使用し、オンラインで開催
■話題提供:屋井鉄雄さん(東京工業大学特命教授・名誉教授)
■参加費:無料
■主催:輪の国びわ湖推進協議会

問合せ・申込み

「3月8日第2回輪学参加申込み」と記載の上、お名前とメールアドレスをお知らせください。

輪の国びわ湖推進協議会 事務局
  FAX 050-3730-5843
  E-MAIL wagaku@biwako1.jp
  ※お書きいただいたメールに参加方法など詳細をお送りいたします。
   <wagaku@biwako1.jp> からのメールが受け取れるよう
   設定をお願いします。
  ※終了後にZoomでオンラインの懇親会を1時間程度行います。

屋井鉄雄さんプロフィール

東京工業大学特命教授・名誉教授。
1985年東京工業大学博士後期課程修了。
京都大学助手、東京工業大学助手、助教授、教授を経て、2023年4月より同大学特命教授・名誉教授。現在、東京医科歯科大学特任教授、一般財団法人運輸総合研究所所長も兼務。
自転車関係では、国交省自転車活用推進の有識者会議委員長、東京都大田区の自転車関連の委員会の委員長などを務める。

「輪学」(わがく)とは

輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ振興の先”をめざし、自転車に関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、公開での勉強会を「輪学」として実施しています。
脱炭素やウェルビーイングが求められる現代、自転車利用は世界的に大きな期待を集めています。気候危機を脱し、大気環境を改善し、かつ健康に欠かせない運動としての自転車利用を安全かつ楽しく進めていくために何が必要か、自転車に関する活動をされている皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。


上へ