愛車じまん 福田利佳さん(京都市)

「びわこじてんしゃ 2019 秋 Vol.14」より

 Bianchi Roma2。とても綺麗なチェレステカラーが気に入って買いました。どこに停めてもインスタ映えします♪  街中でも比較的楽に走れるし、グルメツアーやビワイチも出来るお気に入りバイクです。

ビワイチ コミュニティ スマホアプリ活用で各自マイペースな集団ビワイチ

「びわこじてんしゃ 2019 秋 Vol.14」より

福田利佳さん (京都市)

3年前にレンタサイクルで一泊二日のビワイチをしたのがきっかけで、半年前にクロスバイクを購入。ビワイチは初めてという後輩の男性2名とともに日帰りビワイチに挑戦されました。

行程:2019年6月8日(土)前後2泊 彦根ステーションホテル発着  前日にホテル集合、ミーティング→朝5時に時間差で出発→高島びれっじでランチ休憩→  →道の駅米プラザでおやつ休憩→Cafe Voccoでティータイム→17時頃ゴールして打ち上げ  参加メンバー:福田利佳さん、中嶋宏之さん(ロード歴4年)、続木 剛さん(ロード歴2年)

 

予定は立てたが⋯⋯

 走りたい速度が違うので、iPhoneの「友達を探す」で、お互いの位置情報がわかるようにセットし、それぞれ自分のペースで走ることに。

 当日、彦根のホテルを私だけ5時出発、男子2名は6時に出発予定。前半は20キロ毎に休憩、湖北みずどりステーション、西浅井道の駅あぢかまの里近くでひとり休憩後、今津あたりで追いつかれる予定だった。そして、高島びれっじでみんなで昼ごはん。

 後半は、琵琶湖大橋手前の道の駅を含む、10kmごとくらいに休憩する。最後はCafe Voccoに集合して、ゴールまでは3人で走る、予定だった。

いきなりの大雨!

 ところが、湖北みずどりステーション手前で、大雨に! 20分休憩。位置情報を見ると、もう2人はすでに出発して長浜あたりにいるではあーりませんか! なに〜?? ずる〜!! こんなところで追いつかれたらイカン!  雨がやんだスキに、とりあえず再出発。ところがまた降り出す! 賤ヶ岳隧道に向かう大音の手前で雨宿り。そこで、早くも雨の中走ってきた2人に捕らわれる。

 どうするか? 周りは雨雲に囲まれてたので私はリタイアする気満々だったが、2人は遠方から来てるため、行けるところまで行きたいと主張。1時間以上のロスの後、3人で雨の中をゆっくり再出発。

 昼までに高島びれっじに到着したいし、雨宿りで十分休憩したのであぢかまの里あたりでも止まらず、走り続ける。雨の中で並んで走ると顔に前の自転車の水しぶきがかかりまくる。雨が止んだので湖北のトイレでカッパ脱ぎトイレ休憩。そこからも3人で走り、今津港で休憩。

 雨がやんで晴れてきて、気分よかったのは一瞬で、すごく暑くなる。このあたりでロード2人は本領発揮で、バラける。時速30キロ以上の走行にはついてけない。

好きなペースで、待ち合わせつつ、走る

 びれっじで追いつき、ランチ。40分休憩。次は琵琶湖大橋の道の駅で待ち合わせ、ソフトクリーム休憩。

 橋を渡り、適当なコンビニで待ち合わせ休憩。激向かい風と戦いながら、 Cafe Voccoで最後の休憩、ほっこり美味しいコーヒーを飲みながら、最後の10kmガンバローって気勢を上げ、ラストは揃って走ろうと再出発!

 彦根城で記念撮影し、ホテルへ帰る。シャワーあびて、琵琶湖の美味しいお店で達成祝賀のカンパイ! 思い出や反省などを語り、飲み飲み食べる! 至福の時間。ホテルへ帰り、寝る。

 明くる朝、ホテルの500円朝食で再び振り返りに花が咲き、解散! おわり!

始まる前からのビワイチ

 一日ビワイチはみんな初めて。三カ月前からSTRAVA*のアプリでお互いに各地で自主トレの記録をアップして刺激しあって楽しみました。それぞれ練習し、体力をつけ、150km走行の感覚を養いました。輪行バッグや日焼け止めチューブなど新しいグッズを揃えたりし、その上でやっと決行できたので、私達にとっては当日だけのビワイチではありませんでした。

 帰ってからも、共有していたSTRAVAでお互いの微妙な「平均速度」や「消費エネルギー」などを比べたり、写真交換などして、楽しめました。

 

*STRAVA:スマートフォンやサイクルコンピュータ等のGPS機能で走行ルートを記録し保存・管理し、ネット上で利用できるサービス。

輪の国スタッフおすすめお立ち寄りスポット 観音の里で信仰にふれる

「びわこじてんしゃ 2019 秋 Vol.14」より

渡岸寺

ビワイチで長浜を北上中、道の駅湖北みずどりステーションを越え、湖岸に沿って右に曲がるあたりから、びわ湖の表情が大きく変化する。その美しさに思わず目をやっているとすぐに片山トンネルに差し掛かり、しばらくびわ湖に別れを告げなければならない。このトンネルを抜けた所が高月である。その後ルートはしばらく余呉川に沿って走るが、まだ一度も向源寺(こうげんじ)の渡岸寺(どうがんじ)観音堂を訪れたことのない人は、ルートを少し外れてJR北陸線の方に右折し、高月駅のすぐ近くにあるこの場所に向かってほしい。ここに安置されている国宝十一面観音像は全国的に有名で、日本彫刻史の最高傑作の一つともいわれ、ビワイチ途中の疲れた身体を運んでも一見する価値がある。

十一面観音

 実はこの辺りは「観音の里」と呼ばれ、数多くの観音像がそれぞれの集落のお寺に安置されている。もし渡岸寺の十一面観音の立姿に魅せられたのなら、是非一度自転車でこの地の観音めぐりに出かけてほしい(※びわ湖一周自転車BOOK「高月・木之本、信仰のまち」参照)。この地は8世紀頃、東にある己高山(こだかみやま)を中心とする山林修行の場となり、その後様々な信仰文化の影響を受けながら、観音信仰を基調とする独自の仏教文化を形成している。人々は信仰の対象として観音像を守り続け、これら奈良時代後期から平安時代初頭の貴重な文化財が戦国末期の戦乱の兵火をまぬがれて現存するのは、村人たちの篤い信仰のおかげである。

 現在も多くの観音像は地域の人々の手によって守られており、安置されている場所を訪ねても閉っていることも多く、中に入るには予約が必要な所もあれば、掲示されている電話番号に電話をかけて近所の人に来ていただくという所もある。案内の方々にお出会いすれば、観音様に向かう人々の思いが、今でも連綿と受け継がれていることが分かる。毎年行われる「観音の里ふるさとまつり」では高月地域の観音堂が一斉に開帳されるので、この機会を利用するのも良いだろう。本年令和元年は10月20日(日)に開催される予定である。

(副会長 南井良彦)

びわ湖の快適・安全な走り方 道が良くない所を見つけたら

「びわこじてんしゃ 2019 秋 Vol.14」より

 前回、道端の溝が自転車にとって危険なことを書きましたが、それ以外にも路面にはいろいろな危険があります。たとえば、斜めに渡る踏切。線路とコンクリートの間の溝にタイヤを取られやすく、特に路面が濡れているときは要注意です。できるだけスピードを落として、線路に対して直角に近くなるよう角度を付けて越えるようにしましょう。

 他にも、道を修復した後のアスファルトの継ぎ目や、舗装が傷んだ道だとひび割れていることもあります。びわ湖の西、今津あたりの湖岸のサイクリングロードは、松の根っこが伸びてアスファルトが盛り上がり、ひび割れている所や、砂や枯れた松の葉っぱが溜まっている所もあります。

 路面の状態が悪い所に来たら、まずはスピードを落とす。段差やひび割れなどはできる限り避け、どうしても避けきれないときはハンドルをまっすぐにしたままゆっくり越えるようにしてください。自転車が走る方向と平行に近い段差やひび割れは特に危険ですから必ず避けるようにしてください。またロードバイクや、タイヤの細いクロスバイクはちょっとした段差でもタイヤを取られやすく要注意です。こういった自転車の場合は、サイクリングロードよりも車道を走った方が安全な場合もあります。初心者の場合は慣れるまではタイヤが太めのものに乗るほうが安全です。

 「道の整備がなってなーい! なんとかしろ!」と文句を言いたくなることもありますが、予算 も限られている中、莫大な距離がある道を常に 完璧に調査して整備することは不可能です。輪の国びわ湖としては、道の整備の要望もしていますが、それと同時に自転車を楽しむ皆さんにも、事故を起こさないよう自衛をお願いしたいのです。

 とはいえ、滋賀県や市町も努力はされていま す。「ここが問題だよ」という連絡があれば、 できる限りの対応はしてくれます。次に走る人の安全のために、道路の問題点を見付けたら、まずは滋賀県庁の道路課に連絡をお願いします。道路課でもみなさんからの情報を求めています。

(会長 藤本芳一)

輪の国なう! 2019 輪の国びわ湖は10周年を迎えます!

「びわこじてんしゃ 2019 秋 Vol.14」より

輪の国では、毎月第3火曜夜に守山でメンバーが集まってワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。 輪の国では、滋賀県での自転車の活用をもっと進めていくため、公開で自転車に関する勉強会や講演会を開催しています。

 

 輪の国びわ湖の設立は2009年の10月。早いもので今秋で10周年を迎えます。10年前、びわ湖一周サイクリング(ビワイチ)は、サイクリストの間ではよく知られていたものの、世間一般ではどちらかというとマニアックなものと思われがちでした。それが、ロードバイクなどスポーツバイクのブームでビワイチに挑戦する人がどんどん増え、4年ほど前から滋賀県自体がビワイチの環境整備とPRに力を入れるようになりました。ビワイチする人はさらに増加し、昨年はついに年間10万人を突破しました。

 自転車を使った観光、サイクルツーリズムは、地域を元気にしていく手段、そして住みよい地域を作っていく手段として注目され、日本全国でサイクルツーリズムを進める地域が、今どんどん増えています。輪の国びわ湖では、10周年記念企画として、これまでの活動の経験と、しまなみ海道など先進地域を調査した結果をまとめて、サイクルツーリズムを地域で進めるためのノウハウをまとめた本を制作中で、この10月に出版予定です。自分たちの地域にサイクリストに来てもらうには、さらにもっと多くの人に自転車での観光を楽しんでもらうには、そして、それを住みよい地域づくりにつなげていくにはどうすればいいのか? ぜひ本を購入して読んでみてください。この本の内容をテーマにしたサイクルツーリズムシンポジウムも12月頃に開催予定です。

 とはいえ、ビワイチする人は増えたものの、日常生活で自転車を使う人が増えたか、自転車が使いやすい環境が整ってきたかというとまだまだです。輪の国が取り組まければならないことは多いのです。

 滋賀県内では今、各地域で自転車を活かした地域づくりを進めようという人たちが次々と現れています。そんな人たちをつないで、さらに大きな活動に発展させていきたい、通勤など日常生活でも自転車を使う人をもっと増やしていきたいと、活動の範囲を拡げていく予定です。一緒に活動する仲間を募集しています。今後ともご支援よろしくお願いします。

(会長 藤本芳一)

女子的ちゃり生活 仲間と走るビワイチは楽しい

「びわこじてんしゃ 2019 秋 Vol.14」より

夏希)先月、一日でビワイチしてきたよ! 仲間と一緒だから達成できたと思うんだ。打ち上げで振り返り、盛り上がってサイコー。

露子)みんなで走ると一人で走っている時より安心感があるし、チームワークも生まれるし、達成感の共有で楽しさも倍増するよね!

千秋)私は感動ポイントがそれぞれ違うという発見がおもしろいんだ。でも今度、職場の仲間と走るのは気が重いな。期待するものがみんな違うので、どこまで準備したものか。

夏希)引率役を求められるから大変なんじゃない? 友だちと走るならいいけどねえ。

冬美)楽しさは同行する人次第よね。この前は男性2人と走って大丈夫だった?

夏希)うん、決行の3カ月前からSTRAVA*で互いの自主トレの記録を共有したり、道中はスマホでお互いの位置情報がわかるようにして、好きなペースで休憩時に合流できるようにしたのがよかった。

小春)なるほど、集団でもあり個人でもありの走り方ね。そんなのもおもしろそう。

夏希)気を遣いあうとお互いにしんどくなるしね。事前に力量を知りあっていれば安心。

小春)私は初めてのビワイチでは皆についていけずつらかった。途中から仕事でガイドツアーをされている方が合流して「一番弱い人が2番目を走ること。皆は一番弱い人にあわせる!」と言ってくださったのに救われたの。先頭は、初心者が無理なく、でも少し頑張ってもらえるようなペースを保つ。という集団サイクリングの基本を教わりました。

露子)えー、私が初参加で楽しかったのは、皆さんが陰ですごく努力してくれていたからなんですね。何も考えず現地集合してしまってすみません。次は事前の入念な準備をするようにします〜。

千秋)そんな恐縮しなくても、初サイクリングはそんなもんですよ。でも、自分に厳しいのが継続の原動力でもありますよね。

冬美)計画変更が簡単でノープランでもOKなのが自転車の魅力でもあるけど、それ以上に、支え合って皆で達成した一体感や、各々の気づきの分かち合いが集団走行の良さね。

千秋)その魅力を伝えたい。がんばろう!

(輪の国びわ湖女子部・編)

*STRAVA:「ビワイチコミュニティ」参照

【セミナー】『サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域』出版記念セミナー(11/1)

輪の国びわ湖推進協議会では、設立からこれまで10年間の自転車まちづくりの経験と先進地域の調査を基に、サイクルツーリズム推進のノウハウをまとめた本を制作、本年10月に出版します。それを記念して、NPO法人自転車活用推進研究会の協力でセミナーを開催します。
サイクルツーリズムを成功させ、住みよい地域づくりに繋げるためのポイントについてお話しします。

講師:藤本 芳一(ふじもと・よしかず)
 輪の国びわ湖推進協議会会長、自転車ライフプロジェクト代表
共催:NPO法人自転車活用推進研究会、輪の国びわ湖推進協議会、学芸出版社
※当日会場で本の販売も行います。
日時:2019年11月1日(金)18:30〜20:30(受付18:00〜)
場所:ライフ・クリエーション・スペース OVE南青山
東京都港区南青山3-4-8 KDXレジデンス南青山 1F
地下鉄「外苑前」駅1a出口から、青山通りを渋谷方面へ。南青山三丁目交差点を左折し、直進。最初の信号のある交差点を右へ(角のSKI SHOP JIROが目印)。坂の途中、青山迎賓館の向かい。約600メートル・徒歩約8分。
会費:自活研会員500円(非会員3000円)
閉会後の懇親会:そのままOVEで行います。お申し込みの際「懇親会に参加する」を選び、参加費1000円を会場入り口で開会前にお支払いください。

交通エコ・シフトで進める温暖化対策と健康経営 (連続講座「これならできる!ここならできる!SDGs」第2回・9/17)

SDGsが求める「誰も取り残されない社会」を実現するためには、二酸化炭素の排出を減らし、交通事故を減らし、公共交通が便利な誰もが暮らしやすいまちをつくることも課題の一つとなっています。
企業活動においても、できるだけ通勤や業務でのクルマ利用を控え、公共交通や徒歩、自転車などの移動に切り替えることにより、大きくCO2削減のできた事例が生まれています。
また、運動量が増えることで、社員のストレスや健康の状態が改善することになり、仕事の効率性や生産性の向上にもつながるでしょう。
交通手段をエコ・シフトすることで、健康経営と環境対策を同時に推し進め、企業価値も上げていく方法を学び、自社にできる取組を考えてみましょう。

【日時】2019年9月17日(火) 13:30から15:40
【場所】ピアザ淡海 207会議室
   (滋賀県大津市におの浜1-1-20 電話077-527-3315)
     http://www.piazza-omi.jp/access/
【内容】問題提起「持続可能な社会での交通のあり方とは?」
      小川圭一氏(立命館大学理工学部環境都市工学科教授) 
    提言「エコ交通の必要性と豊田市エコ交通をすすめる会の取組」
      石井 真 氏(公益財団法人豊田都市交通研究所 研究部)
    報告「営業用自動車に代わる電動アシスト自転車の導入(仮題)」
      平山紀秀氏
        (パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 滋賀営業所)
    報告「エコ通勤で進める健康経営 SDGs対応における位置づけ」
      牛谷健司氏(株式会社日立建機ティエラ 総務部 環境・安全グループ)
    意見交換ワークショップ
      コーディネータ:佐々木 和之氏(輪の国びわ湖推進協議会 事務局長)
    情報提供、他
    ※終了後、希望者を対象とした「SDGs実践・交流塾」を開催します。
【定員】50人
【参加費】滋賀グリーン活動ネットワーク会員:無料 一般:2000円
【主催】一般社団法人 滋賀グリーン活動ネットワーク(SGN)
     (企画:エコ交通研究会)
    〒520-0807 滋賀県大津市松本1丁目2-1  電話 077-510-3585
【協力】輪の国びわ湖推進協議会

【申込み】
 以下を記入してSGN事務局までE-mailまたはFAXにてお送りください。
 ※E-mailの場合、必ず件名を「エコ交通セミナー申込」としてください。

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連続講座「これならできる!ここならできる!SDGs」(9/17)
〈セミナー〉交通エコ・シフトで進める温暖化対策と健康経営
    申込み締め切り-9/13(金)申込みフォーム
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企業・団体名:
住所:〒
所属・役職:   氏名:
所属・役職:   氏名:
TEL:      FAX:
E-mail:
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送信先 <mailto: sgpn☆oregano.ocn.ne.jp>
    ☆を@に替えてください。
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※いただいた個人情報は、本セミナーに関するご連絡にのみ使用します。


詳細はこちらから
    https://www.shigagpn.gr.jp/news/73


>>>>>詳細ご案内<<<<<

講師プロフィール

◆小川圭一 氏(立命館大学理工学部環境都市工学科教授)

 研究テーマは、都市交通計画のための交通行動分析と交通現象分析。交通渋滞や交通事故など、交通に関するいろいろな問題点を減少させるため、都市を移動する人々の交通行動の分析や、道路上での交通現象の分析に関する研究を行う。最近では、自転車の利用促進や交通安全のための研究にも取り組んでいる。
 滋賀プラス・サイクル推進協議会委員(副会長)、滋賀県道路交通環境安全推進連絡会議アドバイザー委員など。

◆石井 真 氏(公益財団法人豊田都市交通研究所 研究部)

 2007年トヨタ自動車入社。2018年よりトヨタ自動車から出向にて現職に着任。豊田市エコ交通をすすめる会の事務局業務において、エコ交通を推進する企業に対する支援や小学校向けのエコ交通出前教室の講師に対する支援を担当し、豊田市におけるエコ交通を推進している。また、豊田市の交通安全、パーソナルモビリティー導入、MaaS(Mobility as a Service:サービスとしてのモビリティ)、物流効率化等の研究にも従事している。

※豊田市エコ交通をすすめる会

 愛知県豊田市でエコ交通に取り組む事業所で構成している任意団体。会員はそれぞれに従業員のエコ通勤に努め、事務局が国土交通省の「エコ通勤優良事業所認証」の取得を支援している。通勤者や市民向けキャンペーン、小学生対象の教育プログラムなどエコ交通の啓発を行う。前身より20年以上続く交通需要マネジメント施策が評価され、今春「EST交通環境大賞」奨励賞を受賞。(EST:環境的に持続可能な交通)

◆株式会社日立建機ティエラ

 日立グループの2011-2015環境行動計画に則り、グループ900社の中で一番初めに「エコ通勤優良事業所認証」を2015年6月に取得。健康経営優良法人ホワイト500の取り組みとあわせてエコ通勤を展開し、健康診断の結果より有所見率の改善(2014:42%→2018:38%)、週2日以上の運動習慣の上昇(2014:15%→2018:25%)が確認された。また、2018年度のエコ通勤の抑制効果は99t-CO2/年であり、その効果は年間の廃棄物の輸送エネルギー(8t-CO2)の12.3倍という数値も出ている。エコ通勤によって健康面と環境面で効果があがることを実証した。

◆パナソニック株式会社ライフソリューションズ社滋賀営業所

 自動車やバイクに比べ環境負荷が小さく導入コストもかからない電動アシスト自転車を事業活動に活かすことを提案。営業用に導入した事業所からは、小回りの良さや気軽に利用できること、運転免許不要のために人材活用がしやすい、ストレス解消に効果的などの声があがっている。

連続講座の全体プログラム

 本セミナーは滋賀グリーンネット20周年記念 研究会連携講座
「これならできる!ここならできる! SDGs」(全5回)の第2回
 として開催します。
 詳細→ https://www.shigagpn.gr.jp/news/67

SDGs(持続可能な開発目標)とは

 国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた17の目標と169のターゲット。
貧困や平和、環境などの定められた目標に全世界で挑戦することで、「誰も取り残されない」社会を実現しようとする壮大な取組です。その達成には、政府や自治体だけでなく、企業や市民の積極的な活動が求められています。

「これならできる!ここならできる! SDGs」(全5回)プログラム

〈第1回〉8月23日(金) 〈終了〉

・セミナー「世界の潮流SDGsでビジネスチャンスをつかもう!」
・SDGs実践・交流塾「中小企業が経営にSDGsを落とし込むには?」
  1「意識づくり/方法論を学ぶ」
・懇親会

〈第2回〉9月17日(火)

・セミナー「交通エコ・シフトで進める温暖化対策と健康経営」
・SDGs実践・交流塾「中小企業が経営にSDGsを落とし込むには?」
  2「ビジョンの設定/自社の社会的使命を確認する」

〈第3回〉10月17日(木)

・セミナー「サステイナブルな未来のビジョン
      サーキュラーエコノミー(循環経済)とプラスチックの行方」

〈第4回〉11月20日(水)

・セミナー「食品ロスの現状と「食の未来」をSDGsの視点から考える」
・SDGs実践・交流塾「中小企業が経営にSDGsを落とし込むには?」
  3「現状把握/各々の事業をSDGsに紐づける」

〈第5回〉12月18日(水)

・セミナー「生物多様性で拓く未来
       ~2020愛知目標の10年とこれからの10年~」
・SDGs実践・交流塾「中小企業が経営にSDGsを落とし込むには?」
  4「取組の設定/SDGsを事業計画に落とし込む」
・懇親会

会場へのアクセス

 ピアザ淡海  http://www.piazza-omi.jp/access/

  JR琵琶湖線(東海道本線)「大津」駅より京阪・近江バス
  [草津駅西口行]または[石山駅行]「大津署前」下車、約10分
  JR琵琶湖線(東海道本線)「膳所」駅より徒歩約12分
  京阪電鉄「石場」駅より徒歩約5分
 ※公共交通、徒歩、自転車をご利用ください。

主催者紹介

●一般社団法人滋賀グリーン活動ネットワーク(SGN/旧称:滋賀グリーン購入ネットワーク・滋賀GPN)

 主として滋賀県内の、企業・行政・民間団体などの会員で構成する一般社団法人。環境に配慮した商品やサービスを優先的に購入する「グリーン購入」をはじめとする環境負荷を低減する活動を進めるために、会員の連携による様々な活動を展開している。
 2019年6月現在の会員数は、約470団体。

●エコ交通研究会(旧称:エコ通勤研究会)

 2017年夏にスタートした、SGNの会員有志で構成する研究会の一つ。通勤や業務における自動車の利用をエコ交通にシフトすることを提案し、CO2排出量の削減をめざしている。さらに、自動車利用が当たり前という現代の価値観を転換し、日常の移動でも公共交通と自転車等の利用をすすめ、滋賀社会の低炭素化と暮らしやすい地域づくりへの貢献を企図している。

自転車通勤モデル事業(自転車ツーキニスト推進モデル事業)参加事業所の公募について(8/23〆切)

滋賀県 土木交通部 交通戦略課からのお知らせです。

 滋賀県では、健康寿命の延伸と、環境負荷の低減のため「エコ通勤」の取り組みを進めています。このたび、働き世代が日常の中で意識せずとも運動することができる環境を整備し、マイカー等による通勤から自転車通勤への移行を促す取り組みを行うモデル事業所を募集します。

 従業員等の中でスポーツバイクによる自転車通勤を始める方に自転車を貸与し、9月中旬から11月まで約3カ月間の自転車通勤を実践いただき、健康測定やアンケート等の調査にご協力いただきます。本事業への参加は、一般社団法人 滋賀グリーン活動ネットワークの「グリーン購入キャンペーン」の実績としてもご活用いただけます。

※昨年度の「グリーン購入キャンペーン」については以下をご覧ください。
https://www.shigagpn.gr.jp/news/68


【事業名】
 自転車通勤モデル事業(自転車ツーキニスト推進モデル事業)

【概要】
・スポーツバイク(または電動アシストスポーツバイク)を1事業所あたり3~5台貸し出します。
・9月中旬から11月までの間、その自転車(自前のスポーツバイクでも可)を利用して従業員等に自転車通勤を実践していただきます。※
 ※週3日以上、往復6km以上。雨天時や出張時等は別の手段で通勤するなど柔軟に対応してください。

※スポーツバイクはクロスバイク風の車体で、前かご、泥よけが付属します。
※電動アシストスポーツバイクの利用は、坂道の多い立地の事業所に限ります。マウンテンバイクタイプで、前かごや泥よけの付属はありません。

【参加の要件】
・県内に所在する事業所であること
・スポーツバイクでの自転車通勤を新たに行う者が3人以上程度いること
・提供される「自転車ツーキニストスタートアッププログラム」を受講し、調査に協力できること
 (月1回の講座とアンケートおよび健康測定を予定)
・「自転車通勤モデル事業所」であることを公開することに同意できること

【募集期間】 令和元(2019)年8月23日(金)まで

※応募多数の場合は、被験者の通勤距離や健康状態、駐輪場等の環境整備、自転車通勤規定の有無、自転車通勤推進の継続的な取り組みの可能性等を考慮して選考させていただきます。

【申込先】
 こちらのサイトからご応募ください。
https://docs.google.com/forms/d/19hu62pmkiLXyfisVs7DgQmuxqLgxohw0K-pKKkxxSEs/

【問合せ】
 一般社団法人 輪の国びわ湖
  担当/南村  TEL 050-7127-1780
  FAX 050-3730-5843 Mail eco-traffic@biwako1.jp
 滋賀県土木交通部交通戦略課 交通プロジェクト係
  担当/上原  TEL 077-528-3684
  FAX 077-528-4837 Mail uehara-kenichi@pref.shiga.lg.jp


<参考 自転車通勤のメリット>
○事業所にとって
・駐車場料金の節約
・従業員等のストレス軽減と健康改善による生産性の向上
・交通渋滞の緩和や医療費の削減による社会貢献
・CO2排出量の削減とエコイメージアップ
・健康経営の取り組みによるイメージアップ
・交通安全教育の実施により地域社会の模範となれる
・災害時のBCP(事業継続計画)に機動力を発揮
○個人にとって
・渋滞がなく、定時出勤、無遅刻が可能
・通勤ラッシュからの解放、ストレス軽減
・健康増進による医療費の節約
・運動に要する時間と費用の節約
・ダイエットを気にせず食事が楽しめる
・四季を感じ、心の豊かさが得られる
・自転車が趣味になれば人生の楽しみが増える

※滋賀県自転車条例のウェブサイトもご覧ください。
https://pluscycle.shiga.jp/regulation/


募集要項等のダウンロード

『びわ湖の素・米原』グルメライド(9/29)

開催日:2019年9月29日(日)
※小雨決行
申込期間:2019年7月12日(金) ~2019年8月31日(土)
開催場所:滋賀県米原市内全域(スタート&ゴール 伊吹薬草の里文化センター)

 滋賀県唯一の新幹線駅を要する米原市内をフィールドとし、米原の地域グルメを堪能できる5箇所のエイドステーション(以下AS)、米原市のオススメポイントの6箇所のチェックポイント(以下CP)をそれぞれ1箇所以上巡るサイクリングイベントです。速さや走行距離を競うものではなく、地域の景色やグルメ、地域の人と交流することをメインとしたサイクリングイベントです。決められたコースはなく、「食べたい!」「見たい!」「面白そう!」に従って自らコースクリエイトができます♪
 全てのASやCPを回る必要はなく、気になるところだけ回るでOKです!
 ゴール条件はASとCPそれぞれ1箇所以上巡ればOK! ご自身の体力に合わせて巡ってください♪

 今年で2年目ということで昨年好評いただいたグルメも少し増量できるように予算も増額し、皆様の胃袋をさらに刺激します♪
エイドステーションに協力いただく皆様も去年出していただいた地域グルメに負けないようにと意気込んでおられます!
チェックポイントにしても去年よりもパワーアップできるように企画中です♪

 米原市内をメインフィールドとするサイクリングガイドツアーも2コース準備しております。地域を良く知るガイドだからこその風景の翻訳、歴史の流れなどをわかりやすく楽しく伝えてくれます♪ ゆったりとしたサイクリングで体をリフレッシュさせ、グルメでお腹を満たし、風景に心を癒され、果てはガイドの言葉で頭も笑顔になる。そんなガイドツアーです。 土地勘がなくてルートクリエイトも自信がないという方にもおすすめです。今年、ガイドツアーを受けて、来年フリーライドで自由気ままにサイクリングする一つのステップアップとしてみてはいかがでしょうか!?

 仲間や家族、友達と楽しくゆっくりと景色を楽しみながら、地域グルメに舌鼓をうつ、お腹が空いている暇がない! というぐらいの楽しい1日となるでしょう。

申込は下記
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/80040

去年の様子の動画
https://www.youtube.com/watch?v=csaDwjmzNOQ

皆様のご参加お待ちしております♪

古路で参る多賀参道 〜湖東路サイクリングガイドツアー〜

 湖東地域にひっそりと佇む参拝道の軌跡を辿り、歴史に思いを馳せるサイクリングモニターツアーです。
 五大街道の一つ中山道を通り、多賀大社へと参拝道を通って向かいます。かつての参拝者たちがしるべにしていた「丁石」をサイクリングをしながら探していきます。街並みに溶け込んでいる風景を巡ることであなたの街の散策を楽しくするヒントが見つかるかもしれません。

 長年人の移動を育んできた街道を持つ湖東地域だからこそ見える風景を巡りながら歴史を紐解いていきましょう。

●基本情報
開催日時 2019年8月3日 8:30-12:00(交通状況によって変動あり)
走行距離 13km
モニター参加費 2,000円(保険・レンタサイクル・昼食込)
特典 特製リーフレット
集合場所 彦根市レンタサイクルめぐりんこ
     河瀬駅前サイクルステーション
     滋賀県彦根市川瀬馬場町924-9

解散場所 多賀駅前観光案内所
     滋賀県犬上郡多賀町多賀1322

●スケジュール
08:30 川瀬駅前サイクルステーション 集合&受付
09:00 ツアー開始
09:20 中山道到着
09:35 無賃橋にて休憩
09:45 リスタート
09:55 高宮の鳥居到着
10:20 多賀参拝どう歴史探訪
10:30 休憩
10:50 リスタート
11:35 多賀大社到着
11:55 多賀大社出発
12:00 多賀駅前観光案内所到着 解散

●服装
 運動する格好。
 スリッパやサンダル、クロックスタイプのサンダルはご遠慮ください。
 スカートや裾の広いズボンもご遠慮ください。
 ヘルメット着用必須。
 手袋、サングラスがあると体への負担が軽くなりますので着用推奨

●持ち物
 タオル 身分証明書 保険証
 お土産代などの費用
 水分
 両肩掛けのリュックに入れると走行中なども楽に背負えます。
 熱中症対策グッズ

●レンタサイクル
 ツアー料金にレンタサイクル料金を含んでおります。
 愛車持込の参加も歓迎です。

●参加資格
 小学校4年生以上の男女で、体調管理ができる方
 ※小中学生の参加には保護者の伴走が必要です。
 ※保護者もお申込みが必要です。

●走行ルール
 サイクルガイドの指示には必ず従ってください。
 先導するサイクルガイドを追い越さないでください。
 並走せず、縦一列に並び走行してください。
 手信号などは当日集合時にご説明いたします。

●リタイヤ
 体調不良や機材トラブルなどやむを得ない場合、スタッフにお伝えください。
 体力に自信のない方は遠慮なくスタッフに相談ください。

●中止条件
 前日17時時点:気象庁予報で降水確率が30%以上の場合安全のため中止
 当日07時時点:気象庁予報で降水確率が30%以上の場合安全のため中止

●個人情報および肖像権の取り扱いに関して
 主催者が所得個人情報は、本イベントの運営にのみ使用いたします。ただし、新聞などのメディアに掲載される場合があることをご承知おきください。
肖像権を含む参加者の個人情報を、主催者が作成するWEBサイト、パンフレット、SNS、広報物および情報メディアなどに使用する場合があります。また、主催者から許可を受けた企業や団体が作成する印刷物・ビデオ等商業的利用を行う場合があることをご承知おき下さい。

●お問合せ
特定非営利活動法人 五環生活
TEL 0749-26-1463
FAX 050-3730-3405
MAIL mail@gokan-seikatasu.jp

●お申込み
特定非営利活動法人 五環生活
FAX 050-3730-3405
MAIL 050-3730-3405

●お申込み必要情報
・お名前
・連絡先(住所 電話番号)
・生年月日
・身長
・性別
・スポーツ自転車の有無
・アレルギーの有無(有りの場合はアレルギーを記入)
・レンタサイクルの有無
 希望車種(電動アシスト クロスバイク ロードバイク 子ども用)

愛車じまん 佐藤千之さん(長野県飯田市)

「びわこじてんしゃ 2019 春 Vol.13」より

佐藤千之さん写真

 幼い息子を乗せて走るため、2006年春に購入したママチャリ。今まで“冒険”を重ねてきましたが、13年目の今夏、その息子とビワイチに挑戦しました!
 あの頃、後ろに乗って喜んでいた3歳の息子が今では中学3年生。父親よりも体力がつき、もっと早く走りたかったはずですが、体力不足で遅い父親の後ろをずっとついてきてくれて、ほぼ平らな湖岸道をのんびりと一周する事が出来ました。
 あちらこちらが錆付きボロボロになっていますが、今では手放せない大切な宝物です。

ビワイチ コミュニティ 父子のビワイチ体験記

「びわこじてんしゃ 2019 春 Vol.13」より

 「自転車で琵琶湖を一周したい!」と息子が言ったのは、2~3年程前だったと思います。これまでにも、5日間かけて自宅から埼玉県(244.2km)、しまなみ海道(77.5km)、諏訪湖日帰り往復(159.1km)等、色々な旅を楽しんできましたが、今回は日本一の湖にチャレンジです。

(佐藤千之さん 長野県飯田市)

最初に次の基本計画を定めました

写真1

・2日間かけて、父は13年目の“チチチャリ”、息子は自分のクロスバイクで一周をする。

・“ビワイチ”なので、琵琶湖観光を楽しみながら、なるべく湖岸沿いを走る。

・できる限り交通量が多い道を避ける。(大切な息子を連れて行くために安全第一)

START 2018年8月9日(木)5:12 瀬田唐橋出発(反時計回り)

 昨夏は猛暑日が多かったのですが、幸いこの2日間は朝から昼過ぎ頃までは雲が多く、気温は30°程でした。しかも僅かに霧雨が降るという幸運?にも恵まれ、暑さに対しては当初心配していた程ではありませんでした。

 道中、ほぼ後ろを走行していた息子なので、走り方や表情を見る事はできませんでしたが、所々止まり「沖島は海以外の島で唯一、橋が架かってない有人の島」「水が全てなくなったらどのような景色になるのだろう?竹生島が竹生山?」「明日の今頃は対岸のあの辺りを走っている」等と話をしながら、のんびりと走りました。
 ただ、「このスピードどう?」と聞くと「遅い」と苦笑いしていました。ごめんよ、これが精一杯なんだよ……

 初日の後半からおしりが痛くなり始めました。座る位置を少し変えたり、腰を浮かしたりしましたが、危険な運転はできないので我慢をしていました。
 ビワイチを走破した数日後に『ビワイチ!』という児童書を読んだのですが、同じように痛くなった主人公の男の子が、どのように乗りきったのかが書いてありました。なるほど、今度はこの方法を試してみよう。

 全工程206.3kmのうち、自転車を押して歩いたのは国道303号線の岩熊第二トンネルの手前、数百メートルの坂道だけでした。ずっと先の方を見ても終わりが見えない。
 しかし、息子はこの坂道をすんなりと登っていました。やはり毎日水泳部で鍛えているだけの事はあります。それとは対照的に、日頃から何もしていない父……

 夜は、竹生島を眺める湖北の宿“ つづらお ”に泊まりました。琵琶湖を眺めながらの温泉、それに地元の食材を使った料理。まさに旅の醍醐味です。

写真2 2日目の途中、チチチャリのギヤが5段から変速できなくなり、わずかな坂道を登るのがとても大変になりました。平坦な道が多いのですが、やはり少しは起伏があります。このままでは体力が続かないため、志賀駅高架下の日陰で30分程かけて修理をし、無事に再スタートをしました。
 途中、琵琶湖大橋の一番高い所から、今まで走って来た北湖と、ゴールまであと少しの南湖を眺め、改めて琵琶湖の大きさを目の当たりにしました。

そして、10日(金)17:32分、無事に到着 !

GOAL ビワイチには色々なスタイルがあると思います。
息子は“ビワイチ走破!”ですが、“私は親子二人で、愛車に乗り、観光を楽しみながら、安全にビワイチを走破する”のが目的でした。
 この旅は1人では達成しなかったと思います。息子と一緒だったから楽しかったです。

輪の国スタッフおすすめお立ち寄りスポット 伊吹水巡り 〜水の里の旅 サイクリングツアー 〜

「びわこじてんしゃ 2019 春 Vol.13」より

伊吹山イラスト
伊吹山

 2017年、国土交通省の「“水のめぐみ”水の里の旅コンテスト2017」で最優秀賞を受賞した滋賀県米原市の水を活かしたモデルツアーコース。
 その中から、米原駅でレンタサイクルをされている五環生活主催の『伊吹水巡り~水の里の旅サイクリングツアー」に参加、走ってきました。
 新幹線直結というベストポジションにある米原駅サイクルステーション。クロスバイクをレンタルし、準備運動をしっかりしてから「いざ出発」です。

醒井宿イラスト
醒井宿

 まずは、びわ湖の源流をたどる雲仙山が育む美しい清流を求めて、五街道のひとつで今も街道の面影を残す中山道の宿場町・醒井宿(さめがいじゅく)をめざします。米原宿から激坂(自転車を押して歩きました)を越え、番場の宿はずれから、久禮(くれい)の一里塚を過ぎ、国道8号線を横手に旧道を進みます。
 途中、コースを外れて川沿いの未舗装の道を自転車を押しながら……「どこに行くの?」と思っていると、用水路から水を等分に分ける分水箇所へ。農地が広がる一帯では、水をいかに等しく分けるのかということは重要な問題。先人の知恵の一端を垣間見ることができました。さすがのコース選択。ウォークと違ってサイクリングでは寄り道も気になりません。
 日本遺産に選ばれ、平成の水百選「居醒(いざめ)の清水」がある醒井宿は、梅花藻(ばいかも)の咲く季節ではありませんでしたが、地蔵川がつくりだす風景は一見に価します。

柏原宿イラスト
柏原宿

 醒井宿を出発し、滋賀県(近江)最後の宿場となる柏原へ。もぐさで有名な宿場の食事処で「やいとうどん」の昼食後、併設する柏原宿歴史館で地域の歴史についても学ばせていただきました。

 ここから街道をさらに東へ。岐阜との県境、寝物語の里ではお約束の県境をまたいだ記念撮影をパチリ。昔の旅人気分を味わいます。

福助イラスト 折り返し地点からは同じ道をたどらず、街道から一転、田畑の真ん中を突っ切って走ります。「ここが絶景ポイント」と面前にそびえる伊吹山を見ながらしばし休憩。街道を走っている時には見えなかった、滋賀らしい雄大な景色にひたることができました。

 帰り道に寄った醒井宿(さめがいじゅく)では、おまちかねのおやつタイム。名物の六方焼を美味しくいただきました。

寝物語の里写真

 街道と、水と、風景と、色々な魅力を堪能できたサイクリング。ガイドつきツアーだからこその楽しいサイクリングでした。

(稲永 明子)

びわ湖の快適・安全な走り方 道の端には危険がいっぱい

溝のあたりの走り方図
(図1)

「びわこじてんしゃ 2019 春 Vol.13」より

 自転車は法律では道路の白線の内側、車と同じ車線の左端を走るように決められています。でも、車がある程度以上通る道だと白線の外側を走るしかないことが多いでしょう。
道の端にはたいていコンクリート製の溝があり、そこにはいろいろな危険があります。まず、アスファルトとコンクリートの境目に段差があることがあります。車を避けてL溝の上に逃げるときや、溝の上からアスファルトの部分に戻るときに段差にタイヤを取られて転倒! ということがないように、できるだけ境目に対して角度を付けて越えるようにしましょう(図1)。

グレーチング写真
(写真)グレーチング

 また、溝の途中にあるグレーチング(鉄製の溝の蓋・写真)も危険です。グレーチングのスリットが自転車の走る方向と同じことが多いので、タイヤの細いロードバイクだとタイヤを取られてしまいます。せめてスリットを横向きにしてほしいものです。グレーチングが溝の中にはまり込んで凹んでいることもありますし、雨が降って濡れると滑りやすくなります。写真をよく見るとわかるように、グレーチングの縦方向の鉄板は蓋の厚みと同じだけの幅があるのに対して、横方向は蓋の上の方だけにしかありません。たまに、蓋が裏返しにはまっている事があって、そうすると縦に長ーいスリットになってしまいます。タイヤがすっぽりはまり込んで、前輪を中心に前転して顔から道路に突っ込む!(>_<) ということになりかねません。グレーチングはできるだけ避けて、避けきれないときはスピードを落とし、グレーチングの上ではハンドルを切ったり、ブレーキを掛けたりせず、スリットに対して斜めにならないようにして越えましょう。

(写真)ライン導水ブロック
(図2)ライン導水ブロック

 溝のコンクリートの部分を狭め、グレーチングを無くして自転車が走る場所を広げる手段として、ライン導水ブロックというのがあります(図2)。こういうものを使った道がもっと増えてほしいですね。

(藤本 芳一)

輪の国なう! サイクルツーリズムシンポジウム2018〜2019@米原

「びわこじてんしゃ 2019 春 Vol.13」より

輪の国では、毎月第3火曜夜に守山でメンバーが集まってワイワイと交流しながら、各事業を進めています。「輪の国なう」では、そういったわたしたちの旬な動きをちょっと紹介します。 輪の国では、滋賀県での自転車の活用をもっと進めていくため、公開で自転車に関する勉強会や講演会を開催しています。

森さん講演  2018年12月9日、米原公民館においてサイクルツーリズムシンポジウム「“ツール・ド・おきなわ”に学ぶ自転車文化のつくり方」(主催・滋賀プラスサイクル推進協議会/輪の国びわ湖推進協議会/NPO法人五環生活/歴史街道推進協議会)を開催しました。ツール・ド・おきなわはトップクラスのレースから文字通り老若男女、たくさんの方が集う多様なイベント。今回は、30年という長い期間、そのイベントを育て上げられた実績をもつ大会実行委員長・森兵次さんをお招きし、「ツール・ド・おきなわを作った男 自転車活用推進法から考えるサイクルツーリズム」と題して講演をしていただきました。

団体報告 第二部は地元で自転車を活用した活動をされている団体をご紹介するポスターセッション。
 米原市で活動するマイクリングプロジェクト、五環生活、ビワイチからまちづくりを目指し守山で活動する「びーもサイクル協議会」(びわ湖守山・自転車新文化推進協議会)、ビワイチ応援サロン、輪の国びわ湖推進協議会、そして滋賀県が進めるプラス・サイクル推進協議会の活動を発表していただきました。

 最後のディスカッションは、講演の内容を受けて、一過性のものに終わらないサイクルイベントの持つ意義と、それぞれの現場に沿ったサイクルツーリズムのつくり方、自転車文化が地域にもたらす価値について、講演していただいた森さんと、迫田 賢一さん(株式会社 八重洲出版 自転車事業部 事業部長、大阪支社 支社長)、田中将人さん(NPO法人五環生活 代表理事)、南井良彦さん(びわ湖守山・自転車新文化推進協議会 会長、輪の国びわ湖推進協議会 副会長)に、仲間 浩一さん(トレイルバックス 代表)のコーディネートで語っていただきました。
 参加者からは、「サイクルツーリズムを取り巻く現状を各々の立場から日頃の活動をふまえて話されたことを、仲間さんがとても分かりやすくまとめ、解説をしてくれたことは大変良かった」などの感想をいただきました。

 「滋賀県には多くの団体が同じような目的で活動をされているので、それぞれがもっと連携していけばよいと思った」という森さんの言葉に、「輪の国」の今後の活動の方向性を示唆していただけたと感じました。

(稲永 明子) 

女子的ちゃり生活 パンクがこわい

パンクイラスト「びわこじてんしゃ 2019 春 Vol.13」より

夏希:ビワイチ行くには自転車の故障が一番心配だよね。

冬美:うん、こわいから、出発前にはビワイチなんでしっかり点検してくださいって自転車屋さんにお願いしてる。予防が一番。

小春:私は一人のときにパンク経験が2回あるよ。1度目はレンタルしたお店まで押して戻ったんだけど、2度目は遠くだったからまいっちゃった。

夏希:自分で直したの?

小春:通りがかりの人が直してくれた。だけど、空気を入れ直した途端にタイヤが裂けちゃったの。一番近い自転車屋さんに電話して、お店までJRで輪行したのよ。輪行バッグ持っていてほんとによかった。

冬美:うわー、輪行経験があってよかったねえ。パンク修理も経験しておくのが大事よね。私は初めてのパンクは人に直してもらうのを側で見ていて、2回目は詳しい人に横についてもらって自分で直してみた。今はもう慣れたもの。パッチ貼るのとか苦手だけどね。

千秋:出先では新しいチューブと丸ごと取り替えるとスムーズですよ。車輪の脱着とチューブ交換さえできるようになっておけばOK。

夏希:前輪はなんとか外せるけど、後輪は元に戻せなくなりそうでこわいよ。

冬美:初回はめっちゃ緊張したね。外す前にまずアップで写真を撮って、外しかけてはまた入れてということを繰り返して、元に戻せる自信ができてから外したわ。

小春:やり方は教わったけど自信ないし、できればやりたくないな。パンクしなくなる方法ってないのかな。

千秋:私が気をつけているのは、空気圧は規定にあわせること。空気入れる前にはタイヤに異変がないか一周チェック。走るときには路面を注視しながら、白線の上か右側を行くと、端にたまった異物を踏む危険が減りますね。段差ではお尻を上げてタイヤへの負荷を減らす。帰ったらタイヤに異物がないかチェック。

冬美:ひゃー、パンクって運が悪いだけの話じゃないんだね。勉強になりまーす。

(輪の国びわ湖女子部・編)

街道巡り水巡り 〜水の里の旅サイクリングツアー 〜(3/2)

米原市にあります「街道:中山道」と「水資源」を巡りながら体感していただけるサイクリングツアーです。
中山道とその周辺の歴史と水をテーマに専門ガイドが時間旅行に誘います。
コースは平坦で初心者の方も楽しく走れるコースとなっております。高速走行はせず、景色を楽しみながらゆっくりとサイクリングします。
専門ガイドの楽しい話と地域の美味しい昼食付きののんびり満喫サイクリングです。

開催日:2019年3月2日(土) 10:00~16:00
開催地域:米原市内
集合&解散地点:米原駅サイクルステーション
テーマ:2日(土)開催分「水と街道」
料金:1日のみ参加 3,000円/日
   3月3日「伊吹水巡り」と両日参加の場合 5,000円/2日
距離:約30km
定員:20名

注意事項など

(1)服装 運動する格好。
スリッパやサンダル、クロックスタイプのサンダルはご遠慮ください。
スカートや裾の広いズボンもご遠慮ください。
ヘルメット着用必須。
手袋、サングラスがあると体への負担が軽くなりますので着用推奨。

(2)持ち物 タオル。身分証明書。保険証。お土産代などの購入費用。水分。 両肩掛けのリュックに入れると走行中なども楽に背負えます。

(3)参加資格 小学校4年生以上の男女で、体調管理ができる方 ※小中学生の参加には保護者の伴走が必要です。
※保護者もお申込みが必要です。

(4)走行ルール
サイクルガイドの指示には必ず従ってください。 先導するサイクルガイドを追い越さないでください。 並走せず、縦一列に並び走行してください。 手信号などは当日集合時にご説明いたします。

(5)リタイヤ 体調不良や機材トラブルなどやむを得ない場合、スタッフにお伝えください。 体力に自信のない方は遠慮なくスタッフに相談ください。

(6)中止条件 前日17時時点:気象庁予報で降水確率が30%以上の場合安全のため中止 当日7時時点:気象庁予報で降水確率が30%以上の場合安全のため中止

(7)個人情報および肖像権の取り扱いに関して 主催者が所得。個人情報は、本イベントの運営にのみ使用いたします。ただし、新聞な どのメディ アに掲載される場合があることをご承知おきください。肖像権を含む参加者の個人情報を、主催者が作成するWEBサイト、パンフレット、SNS、 広報物 および情報メディアなどに使用する場合があります。また、主催者から許可を受け た企業や団体 が作成する印刷物・ビデオ等商業的利用を行う場合があることをご承知おき下さい。

(8)お問合せ&お申込み 特定非営利活動法人 五環生活 担当:田中
TEL 0749-26-1463
FAX 050-3730-3405
MAIL mail@gokan-seikatsu.jp

(9)お申込み必要情報
・お名前
・連絡先(住所 電話番号) ・生年月日
・身長
・性別
・スポーツ自転車の有無 ・アレルギーの有無(有りの場合はアレルギーを記入)

(10)レンタサイクルが必要な方
びわこ一周レンタサイクル
http://biwaichi-cycling.com

有名メーカーのクロスバイク&ロードバイクを多数ご用意しております。 初心者にも優しいレクチャー付き。

ワークショップ「自転車新文化をめざすビワイチ2.0 →輪学2017から輪の国びわ湖構想へ」

3月12日(火)@草津まちづくりセンター 309号室

輪の国びわ湖では、2017年度に8回シリーズの「輪学2017」を開催し、
滋賀県内で活動する自転車仲間が互いに学び合い交流する場をつくりました。
それから「滋賀県ビワイチ推進総合計画」ができ、県内の自転車人口も
ますます増えて、自転車の活動は盛り上がっています。
そこで、県内の自転車利用をもっと進めていくために、みんなで
協力しあって何ができるか、何を実現したいかを語り合う場を持ちます。
継続していくつながりあいの機会の大切な第1回。
自転車のまちづくりに関わる方、関心のある方はぜひお越しください。

■日時:2019年3月12日(火)午後7:00から9:00
■場所:草津まちづくりセンター 309号室
■参加費:無料
■主 催:輪の国びわ湖推進協議会 https://www.biwako1.jp/
●問合せ・申込み:
 輪の国びわ湖推進協議会 事務局
  FAX 050-3730-5843
  E-MAIL info@biwako1.jp

※終了後に近くの飲食店で懇親会を行います。(参加費別途)


★「輪学」(わがく)とは
輪の国びわ湖推進協議会では、“ビワイチ”の先をめざし、自転車に
関する事柄をさまざまな角度から学んでいくこと、自転車に関わる
団体、個人とのネットワークを拡げていくことなどを目的に、
公開での勉強会を「輪学」として実施しています。

★「輪学2017 滋賀×自転車=○○? ビワイチの先をめざして」の概要は
   https://www.biwako1.jp/serial/20180430215955.html

サイクルツーリズムシンポジウム2018-2019 “ツール・ド・おきなわ”に学ぶ自転車文化のつくり方

「自転車ロードレースは終わると何も残らない」から、形に残したいという想い、それに過疎化が進む沖縄北部の地域活性化を企図して生まれたツール・ド・おきなわ。
日本最高峰の自転車レースであると同時に多彩な自転車イベントが実施され、「自転車のチャンプルー(ごちゃまぜ)文化」と称されます。
その魅力に惹かれた人が国内外から集まり、30年の歴史の間に約5000人が参加するイベントに育っています。
なぜそんなにたくさんの人が集まるのか、多彩な参加メニューが企画されるのは何のためか、それによって開催地はどのように変わったのか──。
つくる・つなぐ・つたえる・ひろめる・そだてる。
ディスカッションでは様々な視点からツール・ド・おきなわを徹底検証し、一過性のものに終わらないサイクルイベントの持つ意義と、それぞれの現場に沿ったサイクルツーリズムのつくり方、自転車文化が地域にもたらす価値について考えます。

■とき:2018年12月9日(日) 午後1:00~4:30
■ところ:米原公民館 2AB研修室
■プログラム:
 基調講演
    「ツール・ド・おきなわを作った男
     自転車活用推進法から考えるサイクルツーリズム」
    森 兵次さん(ツール・ド・おきなわ大会実行委員長、
           沖縄県サイクルツーリズム推進協会会長)
 かけあし事例紹介 
 ディスカッション
    パネリスト
      森 兵次さん
      迫田 賢一さん(株式会社 八重洲出版 自転車事業部 事業部長、
              大阪支社 支社長)
      田中 将人(NPO法人五環生活 代表理事)
      南井 良彦(びわ湖守山・自転車新文化推進協議会 会長、
            輪の国びわ湖推進協議会 副会長)
    コーディネーター
      仲間 浩一さん(トレイルバックス 代表)
■主催:
 滋賀プラス・サイクル推進協議会 https://pluscycle.shiga.jp
 輪の国びわ湖推進協議会 https://www.biwako1.jp
 NPO法人五環生活 http://gokan-seikatsu.jp
 歴史街道推進協議会 http://www.rekishikaido.gr.jp

※ビデオカメラ不調のため、パネルディスカッションが途切れ途切れになっています。また、一部画面のブレ、ピンぼけ等の問題があります。申し訳ありません。

サイクルツーリズムシンポジウム2018-2019 “ツール・ド・おきなわ”に学ぶ自転車文化のつくり方(12/9)

「自転車ロードレースは終わると何も残らない」から、形に残したいという想い、それに過疎化が進む沖縄北部の地域活性化を企図して生まれたツール・ド・おきなわ。
日本最高峰の自転車レースであると同時に多彩な自転車イベントが実施され、「自転車のチャンプルー(ごちゃまぜ)文化」と称されます。
その魅力に惹かれた人が国内外から集まり、30年の歴史の間に約5000人が参加するイベントに育っています。
なぜそんなにたくさんの人が集まるのか、多彩な参加メニューが企画されるのは何のためか、それによって開催地はどのように変わったのか──。
つくる・つなぐ・つたえる・ひろめる・そだてる。
ディスカッションでは様々な視点からツール・ド・おきなわを徹底検証し、一過性のものに終わらないサイクルイベントの持つ意義と、それぞれの現場に沿ったサイクルツーリズムのつくり方、自転車文化が地域にもたらす価値について考えます。
 
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参加申し込みフォーム

とき

2018年12月9日(日) 午後1:00~4:30
ポスターセッション展示は午前11:00〜

ところ

米原公民館 2AB研修室
JR・近江鉄道米原駅から徒歩約5分

プログラム

11:00 ポスターセッション

   ※ポスターセッション参加団体を募集いたします。
    詳しくは「申込み」欄をご覧ください。

1:00 基調講演

   「ツール・ド・おきなわを作った男
    自転車活用推進法から考えるサイクルツーリズム」
   森 兵次さん(ツール・ド・おきなわ大会実行委員長、
          沖縄県サイクルツーリズム推進協会会長)

2:10 かけあし事例紹介

2:40 休憩

2:50 ディスカッション

   パネリスト

     森 兵次さん
     迫田 賢一さん(株式会社 八重洲出版 自転車事業部 事業部長、
             大阪支社 支社長)
     田中 将人(NPO法人五環生活 代表理事)
     南井 良彦(びわ湖守山・自転車新文化推進協議会 会長、
           輪の国びわ湖推進協議会 副会長)

   コーディネーター

     仲間 浩一さん(トレイルバックス 代表)
 
※シンポジウム終了後、17:00より会場近くにて懇親会(参加費3,500円)を行います。

参加費

500円(資料代)

主催

滋賀プラス・サイクル推進協議会 https://pluscycle.shiga.jp
輪の国びわ湖推進協議会 https://www.biwako1.jp
NPO法人五環生活 http://gokan-seikatsu.jp
歴史街道推進協議会 http://www.rekishikaido.gr.jp

申込み

こちらの参加申し込みフォーム、または輪の国びわ湖推進協議会(FAX:050-3730-5843)まで、参加人数、参加者全員のお名前、代表者のご住所、所属、電話番号、シンポジウム・懇親会それぞれの参加・不参加をご記入の上、お申し込みください。

※ポスターセッション申込み

地域での自転車を利用した活動に関する事例の展示を募集します。ポスターは主催者が印刷準備しますので、そのデーター制作を基本的に出展者様でお願いします。データー締切は11月30日(金)。詳細は、お申し込みいただいた方に連絡させていただきます。申込み・お問い合わせは、輪の国びわ湖推進協議会まで。

連絡先

輪の国びわ湖推進協議会 事務局 FAX 050-3730-5843 E-mail info@biwako1.jp
 

森 兵次 〈もり へいじ〉さん

1941年那覇市生まれ。日大理工卒。元沖縄輪業代表取締役社長。これまでに、沖縄県サイクリング協会、沖縄県自転車競技連盟および沖縄県トライアスロン連合を創立し、理事長も務めた。また、県内の数多くのサイクリングイベントや自転車競技大会等の大会実行委員長も歴任するなど自転車を通じ沖縄のスポーツ振興発展に寄与。第60回沖縄タイムス賞体育賞受賞(2016年)、国土交通省第1回自転車活用推進功績者表彰受賞(2018年)。ここ数年は、毎“朝ポタ”リング(自転車散走)を日課としている。

迫田 賢一〈さこた けんいち〉 さん

1993年八重洲出版入社
入社以来、自転車雑誌「サイクルスポーツ」を担当し、Webサイト「サイクルスポーツ.jp」、サイクルイベント「名古屋サイクルトレンド」、地方自治体とのコラボによる自転車旅ガイド「ニッポンのじてんしゃ旅」を立ち上げる。
2014年より自転車部門の雑誌、Web、イベントの統括を行う。
趣味は野球と筋トレ、そしてサイクリング。

仲間 浩一〈なかま こういち〉 さん

1963年9月12日生まれ/福岡県北九州市出身/風景通訳家/トレイルバックス(TRAILBUCKS)代表/博士(工学)/日本マウンテンバイク協会(JMA)公認B級インストラクター/2007年 九州工業大学工学研究院 教授/2012年 同大学退職/トレイルバックス起業
専門業務/地域計画・景観計画・文化的景観の保存活用/公的都市計画策定や公共施設空間のデザイン/文化的景観地域でのツーリズム人材の育成ならびに居住支援活

田中 将人〈たなか まさと〉

明石高専卒業後、NPO法人空き家再生プロジェクトにて活動。 和歌山大学卒業後、NPO法人五環生活にて活動を始める。自転車タクシードライバー、レンタサイクルのメカニック、運営、イベントの出張メカニック、サイクリングガイド、子ども自転車教室の講師を務める。自転車に乗る楽しさを体験する場づくりとともに安心安全に自転車を利用してもらうための活動を行っている。

南井 良彦〈みない よしひこ〉

平成19年、守山商工会議所「守山活性化フェニックスプラン協議会」会長としてびわこエコサイクルネットワーク構想を提言。以来、現代社会における自転車の持つ可能性を信じ、自転車文化を広めるため、ビワイチガイド制作に携わり、地域に根ざした自転車利用促進の活動を続けている。

愛車じまん 鈴木裕文さん(京都市伏見区)

「びわこじてんしゃ 2018 秋 Vol.12」より

鈴木さんの自転車写真

 私の通勤およびビワイチ仕様の愛車です。これで今まで6回、びわ湖一周をし認定証をいただいています。以前はアルミフレーム車を所有していましたが、カーボンフレームの現在の自転車にしたところ路面の振動の体への伝わり方が違うせいか、体の疲れが激減しました。ビワイチを検討される方にはカーボンの良さを知っていただきたいです。安全のため、キャリアにバックミラーも装備。皆さんも安全第一でビワイチを楽しみましょう!

ビワイチ コミュニティ 桜の絶景と激坂とビワイチを同時に楽しむ!

「びわこじてんしゃ 2018 秋 Vol.12」より

毎日変わるびわ湖の桜を心ゆくまで堪能できるのは自転車ならでは。今から春のサイクリングの予定を立てよう! 
紅葉の頃は赤や黄色に染まる桜並木もお値打ちです。

●快晴の週末を心待ちに

海津大崎写真 滋賀で長く自転車に乗っていると、何度もビワイチをやるのでだんだん飽きてくる人は多いと思います。私もその一人なんですが、天気予報とにらめっこしつつ走る日を待ち遠しく感じる季節があります。それは花見の季節です。目的地は滋賀県が誇る桜の名勝地である海津大崎。私の住む野洲からだとここに行くにはほぼほぼびわ湖を半周することになるので、必然的にビワイチになるんです。週末と満開の桜と好天が重ならないとできないサイクリングなんで、桜が開花しだしたら、祈るような気持ちで週末の快晴を祈り、満開と快晴が続こうものなら土日2日間続けてビワイチなんてことも。

●隠れた見どころを湖西で愉しむ

湖西写真 ビワイチというとびわ湖側を走れるということで時計の反対回りで走る方が多いようですが、私は時計周り推しです。まだ朝の早い時間帯に蓬莱から比良辺りにかけて湖岸の別荘地を通る細道を走ります。朝の澄んだ空気の中で湖面を朝日がきらきらと反射し、新緑美しい比良山渓を左目に見ながらのんびり走るのはホントに気持ちがいいです。北小松からは幹線道路に合流し、白髭神社の湖中の鳥居を過ぎたところで再び幹線道路を離れ近江高島市街を通り、再び湖岸(県道304号)に出ます。実はここからマキノまでが隠れた桜の名所で旧風車村(ステージクス高島)のあたりの街道沿いは数百本の桜並木が楽しめるんです。

●激坂の疲れも吹き飛ぶ景色

奥琵琶湖パークウェイ写真 桜並木が終わったらマキノの旧道を進み、いよいよ海津です。この時期は一方通行になり、車は渋滞に巻き込まれて停めることもままならず、かといって歩くには距離が長すぎる。したがって海津大崎を堪能するには自転車が最高なんですよ。何物にも代えがたいですね。風がひと吹きすると桜吹雪が舞い飛び、散り、花びらの絨毯を敷き詰めた何千本という桜のトンネルの中を風とともに走る爽快感は、わざわざ100km以上の道を走ってやってくる価値が十分にあります。
 そのまま奥琵琶湖パークウェイの方へ向かいますが、入口に着いたら、私は登り口にあるお店で「かぐや餅」を必ずいただきます。素朴な草もちなんですが、パークウェイ開設時に何か目玉になるものをということで始めたのだと、店の看板おばあちゃんから伺いました。パークウェイは実は激坂なんですが、ここも桜並木がきれいで苦しさも忘れるほどです。桜並木越しにびわ湖を見下ろす光景は実はあまり余所では見られません。パークウェイは奥の方が一方通行になるので、ビワイチにここを組み入れるならば時計周りがいいのはこのためです。
 絶景の桜とビワイチと激坂を同時に楽しめるサイクリングは、私の欠かせない春の恒例行事となりました。

(野洲市 近川 修)

 

<体験者の声>

●1年前より走りやすくなっていました!

 お盆休みに6度目となるビワイチに挑戦しました。前回走ったのがちょうど1年前の8月14日なのですが、この間に、ビワイチの方のために路肩が広くなっているところや、路面の青い矢印がかなり増えているように感じ、協議会の方々の努力が身にしみて感じられました。6回目の私でもこの路面の矢印は心強く安心して走れました。
 現在、ビワイチ走りたいけど道がわからない、迷ったら……と躊躇している方、安心してそのペダルを漕ぎだしてください!

(投稿:鈴木裕文さん)

輪の国スタッフおすすめお立ち寄りスポット 「びわ湖の素・米原 日本遺産と水源の旅」 清らかな日本に出会うサイクリングはいかが?

「びわこじてんしゃ 2018 秋 Vol.12」より

伊吹山と三島池写真
逆さ伊吹が見られる三島池は、
日本遺産認定のスポット

 米原からはじまる自転車旅の中で、ビワイチや近江鉄道サイクルトレインの風情ある自転車旅のほかに、もう一つ見逃せないコースがある。それは、国土交通省主催「水の里の旅コンテスト2017」で最優秀賞を受賞した米原市内の水辺を巡るルートだ。米原市は、びわ湖の貴重な水源を有するまちとして「びわ湖の素・米原」をキャッチフレーズに、水源や豊かな自然を楽しむ旅の提案をしている。 

 米原駅サイクルステーションをスタートし、旧街道の中山道をたどっていくと、マイナスイオンに包まれた癒しの空間が広がる。霊仙山から湧き出る水は美しく、そこには絶滅危惧種のハリヨが生息し、地蔵川の水辺には、水面に咲く花・梅花藻を楽しむことができる。ここは、「平成の名水百選 №1」に選ばれたスポットでもある。 

 ホタルで有名な天野川を横目に進むと、雄大な伊吹山を背景にした廃線敷・伊吹せんろみちに到着する。ここがなんとも味わい深い。そして、道の駅・伊吹の里へと続く道は、最大のクライマックスとなる。目前に迫る伊吹山は圧巻!(本来なら、ここからが奥伊吹の水源地へと続く1泊2日のルートとなるが、今回は日帰りコースをご紹介)

 道の駅で昼食を済ませ折り返すと、姉川の出雲井から続く分水、地域に伝わる豊年太鼓踊りなど、水を求めて争った歴史や文化、水の大切さを感じることができる。逆さ伊吹が見られる農業用水のため池・三島池、2万年前の姿を残す山室湿原伊吹山と新幹線が交差する絶景ポイントも見ごたえ抜群。何より、田園風景の中を走る風が心地いい。そして、七夕伝説が残る天野川を経由して、夕日が美しい母なるびわ湖へ……。 
 
 このルートを旅すると、山から、川、湖へと、上流と下流のつながりを肌で感じることができ、「清らな日本の姿」に出会うことができる。

(マイクリング・プロジェクト 横田勝也) 


水の里の旅コンテスト2017最優秀賞受賞ルート↓
国土交通省ウェブサイト http://mizunosato-ouen.jp/tabi/awarded/#2017


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